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2021年 新年のご挨拶










明けましておめでとうございます。令和2度目の新春にあたり謹んでご挨拶を申し上げます。

日頃は、弊事務所に対し格別のご理解とご協力を賜り深く感謝を申し上げます。

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令和2年(2020年)を振り返って

 ~令和3年(2021年)の中小企業、オーナー企業及びベンチャー企業の展望~

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令和2年の経済状況を顧みますと、言うまでもなく未曽有のパンデミックという誰も予想し得なかった 状況に日本のみならず全世界が終始した1年でした。
このパンデミックは実体経済に甚大な被害を与え続けています。
金融、情報のみならず感染症までも全てが国境を超えてボーダレスだと感じさせられます。

そして着目すべきは実体経済への悪影響とは裏腹に、金融緩和、経済支援策を各国が立て続けて打ち出すことで、全世界的な金余り状態が進み、株式市場や不動産マーケットが 堅調に推移している点です。

以前もこのNEWSLETTERでドーピング経済と表現しましたが、まさに、最強のドーピング薬を投与しているようなものではないでしょうか?高いリスクを冒して までも投与しなければならないことは明らかでやむを得ない選択です。

しかしドーピングの怖いところは、そのドーピング効果が切れた後、どうなるかです。

一企業の問題ではなく国家の財政破綻が生じると、その影響が全世界に及び経済危機の引き金になるかもしれません。
残念ながら、イチ中小企業としては、その衝撃にただ身構えるのが精いっぱいではないでしょうか。

このような経済環境下で、本当のところ、中小企業の実態はどうなのか?経営者の皆様が知りたいポイントかと思われます。

2020年1年を通じて感じるところは、比較的事業を維持できているということです。
業種により景況感は大きく異なるものの、リーマンショック後の状況よりは随分マシだと言えます。
やはり中小企業 に対して公的支援があるかないかの違いが大きいんだと思います。

・持続化給付金
・家賃支援給付金
・休業協力金
・雇用調整助成金
・コロナ融資

を最大限活用することで、事業基盤が維持されていると思います。
とはいえ、業種別にみると 厳しい状況も見えてきます。

・飲食業
・観光産業
・イベント関連事業など

人との接触が不可避な事業は、本当に大変だと思います。
ひたすら耐えしのぐのか、事業変革を行うのか、事業者個々の判断は分かれるところだと思います。

今回のコロナ禍を通じて、改めて分かったことがあります。
平穏な日々であれば毎日盛況だった飲食店街もコロナ禍で閉店が相次ぎ、これではこの地域の経済が廃れてしまうのではと、最初は思ったのですが、そうではありません。
その商圏に地力があれば、必ず復活します。
しかし、その復活においてプレーヤーは変わっています。
自然災害であれ、経済危機であれその大波を受けて撤退を余儀なくされた事業者ではなく、新しいプレーヤーが入れ替わるのです。

そのプレーヤーはどこから来るのか?それは不可避のピンチの場面で大きな固定費を抱えていない次世代の経営者予備軍が台頭してくるのです。

経済環境が平穏無事であれば、事業基盤(ヒト、モノ)を既に持っている者が強みを発揮します。
しかし有事においては、既存の事業基盤が己に牙を剥きます。
急に売上げが半減したら大半の中小企業は固定費を賄うための収入作りに奔走しつつ、固定費の削減を急ピッチで行わなければ、半年保たずに駆逐されてしまいます。
その急場しのぎの中で、最大限の借入を行ったりすると、その後5-10年かけてローン返済に足を引っ張れる事となります。
また既存の事業者には自社が成長した際の成功体験が足枷となることも多いです。
今回のコロナ禍は過去も何度かあった世の中が変わるパラダイムシフトです。
今までと大きくルールが変わってしまった事に既存の事業者は中々順応出来ません。
一方、これから起業する若者には、過去の経験値がない分、新しい環境を素直に受け入れて、どのようなソリューションを持って臨むべきかよく見えるものです。
大局的に見てみるとこれは経済の新陳代謝と言えますが、事業者からすると死活問題です。
如何にルールが変わったことを肌で理解し、順応出来るか、既存の積み上げてきた資産が実は負の資産になりかねないという危機感が必要ではないでしょうか?

インターネットが世に出た際、無数のインターネットベンチャーが立ち上がり、あらゆる分野で既存のプレーヤーを見事に追い抜いていきました。
もちろんその陰で無数のベンチャーが消えていきましたが。。

コロナによって常態化したものは、過去には戻らないと思った方が良いのかもしれません。
zoomにTeamsに在宅ワーク、非接触とデジタル化、人が接触しないでビジネスを成立させていく ことが、カギになるのではないでしょうか。

いずれに致しましても、 このようなパラダイムシフトの中、クライアントの皆様におきましては、外部環境の良し悪しに一喜一憂することなく、逞しい企業家精神のもと、2021年が更なる成長の年となることをお祈りするとともに、AXESS総合会計事務所所員一同、精一杯サポートさせて頂く所存です。

また、お知り合いの方で会計事務所をお探しの方がおられましたら、是非お気軽にお声掛け下さい。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

2021年1月吉日

                     AXESS総合会計事務所 阪口 雅則

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